住居環境計画学

Environmental Control Design in Houses and Towns



授業のねらい
 人間が生活する本拠である住居やその集合体である集落・都市に関わる環境をどう創造し、維持してゆくかということは,建築学ないし建築に重要な目的の一つである。住居とそれに関わる環境の計画・デザイン・調節技法・維持管理・評価についての概念と考え方・方法論・表現技術について講述する。その主な考え方は,建築とりわけ住居では,生活する主体は人間であり、その営みについて物理・生理・心理的側面をとらえ、環境の創造についての問題点を明らかにし、デザインメソッドを考えようとするものである。
授業内容
まず、自然的環境としてばかりでなく、人文社会的な要素をも考慮した風土と建築のかかわり合いを探り,現代の住居の成立を講観し、今行うべき点を整理し人間がよってたつべき健康の理念と快適性について述べる。
以下に講義内容を示す。
1.人間の生活環境の成立の歴史と近代建築の果たした役割
2.健康の理念と快適環境の創造
3.自然環境・気候風土と住宅デザイン
4.住居環境の抱える問題
5.住宅の地方性・社会性・断熱性・開放性
6.住宅設備・装備・家具の計画
7.住宅の情報・エネルギーのフロー
8.住宅の採光・照明・色彩の計画
9.住宅と都市の音環境・音響計画と騒音防止
10.住宅のパッシプデザイン・バイオクリマティックデザイン
11.住居・集落の景観と環境デザイン
12.都市と住宅の緑のデザイン
13.水辺の空間デザイン
14.都市の環境デザイン
15.まとめ−総合討諭

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