Last revised on 21 Apr. 1997

脳波解析実験



絶対評価実験

3因子軸上の写真対を標準刺激の写真と合わせて3枚一組で、連続して提示した。
 そこで得られた脳波を感性スペクトル解析した結果、指標P(joy)は、 T軸(遊歩・評価性)上の写真対での評価に偏りがあることが分かった。各写真提示時間内での感性レベルの平均値は、多くの被験者で同じ変化傾向を示しているが、時間軸上での変化は各個人で異なる。


EXAMPLE 1 Unite (43-49-55-61), Time (153-246)s

TH→TLの順で写真映像が変わった時、指標P(joy)の感性レベルは、緩やかな増加傾向を示している。
よって以下のようなことが考察される。

・THの写真に対してTLの写真は、指標Pが高い値を示すための要素を含んでいる可能性がある。

・指標Pは、T軸(遊歩・評価性)の因子軸に関しては評価できる可能性がある。


EXAMPLE 2 Unite (91-97-103-109), Time (400-492)s

TL→THの順で写真映像が映り変わった時、指標P(joy)の感性レベルは、例1を考慮すれば、減少傾向を示すが、実際には不特定な変化傾向を示している。よって以下のようなことが考察される。

・提示順による順序効果の影響のがある。

・映像の提示による刺激に対する慣れの効果がある。

・被験者間の個人差がある。


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