2:プレキャストコンクリートは工場で梁・柱・床などの一部をつくって現場で組み立てるものであり,大スパン構造を可能にするのはプレストレストコンクリートである。(教科書p.11)
4:強度の高いコンクリートほど,ひび割れがつながり始めるとそのひび割れに変形が集中してしまうため,一気に強度が低下する。(教科書p.23)
5:実際には30%程度のばらつきがある。(教科書p.19)
6:圧縮強度18から27N/mm2の低強度コンクリートのヤング係数比は15である。(教科書p.23)
問2
クリープとは,コンクリートが持続荷重を受ける時間とともにひずみが増大する現象のことであるが,鉄にこの現象は起こらない。鉄筋コンクリートは鉄筋にコンクリートが付着しているため,クリープが起こることでコンクリートが鉄筋から引張力を,鉄筋がコンクリートから圧縮力を受けるかたちになってしまう。
クリープは最初の一年で大きく起こるので,時間が経つにつれて徐々に傾き(応力度の変化)は少なくなっていく。(教科書p.25)
問3
1:斜め方向の破壊(せん断破壊)を防ぐ。(教科書P.8)
2:ひび割れ拡大・連結に伴う横方向への膨張に対して横補強筋が抵抗するため,圧縮強度が上昇する。かつこれらのひび割れが連結した後でもの様な斜めずれはさらに大きな横方向への膨張を伴うため,横補強筋が抵抗し強度低下を阻止するのである。これを拘束効果という。(教科書p.23)
問4
1.の時,図2のグラフから
2.コンクリートにかかる軸力をN,PC鋼棒の応力度をσpcとすると
3.曲率を与えて曲げひび割れが生じるということは,外から力が加わって
いないので,最初の応力度のグラフと面積が一緒になる。
4.モーメントを求めるにあたって中立軸の位置が知りたいのでXnを出す
モーメントは中立軸からの距離と力の大きさで表されるから,
問5
1.図2の応力度・ひずみ度関係から応力度分布を出す
2.軸力は応力度分布の体積だから下の図より,
3.モーメントは軸力×中心軸からの距離で表せる
-
問6
1.
-
2.鉄筋の許容応力度は図1より500N/mm2でその時のひずみは2.5×10-3mm
になる。同様にコンクリートの許容応力度は図2より20N/mm2でその時の
ひずみは1.0×10-3mmである。
平面保持の仮定より曲率一定となるので,ひずみは比例する。
よって梁中央の断面のひずみ度分布は図の様になる。
3.曲率は断面のひずみ度分布の傾きより,
4.曲率が一定なのはAB間だけなので,AB間のみで考える。
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曲率 |
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傾き |
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たわみ |
5.まず,ひずみ度分布図から,応力度分布図をつくる。
圧縮力は応力度の体積として求められるから,
6.コンクリートの負担している圧縮力=鉄筋の負担している引張力
7.Ts=Ccなので,梁中央の断面の曲げモーメントは
M=Ts×jで表すことができる。
8.