第一回 鈴木禎次賞

趣 旨 概 要 応募要領 審査結果 光鯱会

(受付け終了しました)



光鯱会100周年記念事業

趣 旨


 

わが国の建築設計は、個人建築家を主宰者とするアトリエ型設計体と、大規模設計事務所及び建設業の設計部という組織型設計体と、双方の力によって支えられている。前者は独創性に重点を置き、後者は機能性に重点を置くが、建築という総合的な文化にとって、独創性と機能性は不可分な存在である。

しかし近年、アトリエ型に比して、社会の大きな建築需要を支える組織型に属する若手設計者には、世に認められるチャンスが少ないように感じられる。

本賞は、組織型設計体において特に若手設計者によって設計された、創造的で、かつ機能的、技術的にも卓越した建築作品と、その設計者を表彰する。実際に施主と打ち合わせし、空間の隅々を決定し、自ら図面を引く設計者の努力を激励することを目的としている。

名古屋工業大学建築学科は、わが国の建築高等教育を担ってきた古い歴史を持ち、特に組織的な建築設計の場に優秀な人材を輩出してきた。鈴木禎次は、その創成期の建築教育を支え、旧豊田喜一郎邸(トヨタ鞍ヶ池記念館内へ移築)をはじめ、いとう呉服店(松坂屋の前身)、伴華楼(伊藤家別荘「揚輝荘」内)、重要文化財 諸戸家住宅主屋洋室などの実作によって東海の辰野金吾とも言われた建築家である。夏目漱石の義弟としても知られ、『三四郎』の初めに名古屋が出てくるのはそのためであると言われている。

光鯱会(名古屋工業大学建築学科同窓会)は、創設100周年にあたり、鈴木禎次の名を冠する本賞を、記念事業として創設する。

 


概 要


【目的】

【応募対象作品】

【表彰対象者】

  • 一作品について、実質設計担当者2名までを表彰する。

【賞の種類】

  • 鈴木禎次賞最優秀賞  1作  賞金30万円
  • 鈴木禎次賞優秀賞   若干  賞金10万円

※各賞に賞金と記念品を贈呈する。

※表彰作品は建築専門誌等にて公表する。

【審査員】※敬称略

  • ゲスト審査員長

妹島和世 (妹島和世建築設計事務所 代表、慶應義塾大学 教授)

  • 審査員

馬場璋造 (『新建築』 元編集長、建築情報システム研究所 代表)

岡本 賢 (光鯱会 副会長、久米設計 代表取締役会長)

小野徹郎 (名古屋工業大学 名誉教授、椙山女学園大学 教授)

池山壯一郎 (光鯱会 会長、竹中工務店 元副社長)

野呂一幸 (大成建設 常務設計本部長)

若山 滋 (名古屋工業大学 教授)※審査員幹事

 


応募要領


【応募方法など】

  • 当WEBページもしくは当事務局から入手した応募書類(所定様式1〜3)に必要事項を記し、期日までに、「紙」により提出すること。

    応募書類のダウンロード
     
     
    申込書 −様式1〜2− suzuki_form1_2.doc ※Microsoft Word2000/2003 for Windows形式
    (A4サイズ) suzuki_form1_2.pdf ※PDF形式
    作品図版 −様式3− suzuki_form3.doc ※Microsoft Word2000/2003 for Windows形式
    (A3サイズ) suzuki_form3.pdf ※PDF形式

 

【審査方法】

  • 組織型設計体の基準は審査員の判断による。
  • 二段階方式により、審査を行う。
  • 一次審査は、所定様式の応募申請書(A4サイズ二枚)と応募作品図版資料(A3サイズ二枚)により行う。
  • 二次審査のために、一次審査を通過したものについて、A3ファイルの追加資料(様式自由)を求める。
  • 現地案内を要求する場合もある。
  • 二次審査をへて、各賞を決定する。

【その他】

 

 

【応募の〆切】

 

2009年7月15日必着 応募書類(所定様式1〜3) ※一次審査
2009年8月下旬 追加資料 ※二次審査

 


【提出先および連絡先】

〒466-8555

名古屋市昭和区御器所町 名古屋工業大学

おもひ領域・夏目欣昇(鈴木禎次賞運営事務局)

※連絡窓口

夏目欣昇

Email:yn@nitech.ac.jp
Tel:052-735-5507 Fax:052-735-5525


主 催

光鯱会(名古屋工業大学建築学科同窓会)

 

後 援

名古屋工業大学

総合資格学院