Last revised on 07 Jan. 2005

住宅居室における内装形態と印象評価の関係

−実物大及び縮尺模型を用いた木材利用パターン変化による検討−

 住宅居室の印象には空間を構成する複数の要素が関係する。本研究では、室内における天井、床、壁などの面的要素に注目し、木材を居室内装に取り入れることによる印象評価の変化を明確にすることを目的にしている。

 具体的には、天井面、床面、壁面による全体木材率、壁面において壁面木材率、及び木材を縦仕様、横仕様に用いたときの印象評価の違いを考察した。また実験対象物として実物大模型、及び縮尺模型を用い、比較を行った。 


 その結果、天井面、床面、壁面のうち住宅居室に強い印象を与えるのは壁面である。壁面の横仕様は縦仕様にくらべ全体的に印象が良い。実物大模型、及び縮尺模型による印象評価の違いは少ない。以上が明らかになった。


実物大模型例

縮尺模型例
 

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