設計製図iiiマイケルウィニック先生課題:ある建築家の家族と職場を考慮した住居券事務所


出題:マイケルウィニック
課題主旨

本プロジェクトの架空の施主は、ある建築家とその妻である。2人の子供を持ち、住居兼事務所を構える場所として、堀川沿いにある市役所裏の土地を選択した。 建築家は8〜10人の従業員を抱えている。設計事務所は、この建築家が手掛けるデザインの特徴を反映していなければいけない。妻はショップ/ギャラリーを経営しているため、これらを設けるスペースも必要である。又、家族4人が生活して行くのに必要な住居スペースは充分にとり、設計事務所とショップ/ギャラリーの両方からアクセスしやすくすること。この家族は友人や建築家たちを世界中から招待するため、これらの訪問客のために別途「ゲストアパート」が必要である。

[敷地]
住所:名古屋市中区丸ノ内1丁目
敷地面積:100坪
建ぺい率:80%
容積率:300%
高さ制限なし

[設計条件]
1.車5台分の駐車スペース
2.ショップ/ギャラリーのスペース
3.ロビー、ディスプレイのスペース
 スタッフ8〜10人のスタッフルーム(製図室)
 会議室
 倉庫と模型制作室
 その他、必要に応じた施設(住居・キッチンなど)
4.4人家族の住居
5.ゲストアパート
6.屋外スペース(庭・テラス・バルコニー)
※各スペース(住居・事務所・ショップ/ギャラリー)の間取り・広さなどは自由に設定してもよい。但し、容積率を最大限に活用すること。

[デザイン]
ソフト・ハードデザインに取りかかる前に、施主である建築家とその家族を自分なりにイメージしてレポートとしてまとめること(A4 1ページ程度)。レポートとして考慮するポイントは次の通り:
・この建築家はどのようなデザイン手法・建築観を持っているのか?
・彼の妻はどのようなショップ/ギャラリーを経営しているのか?
・家族のそれぞれの年齢・性別は?
・家族の趣味は何か?
・どのような車を持っているのか?

また、実際に敷地周辺をフィールドワークして、(1)この周辺から受ける印象(2)その印象を考慮した上でのデザイン方針をレポとを加えること。

設計期間

平成12年10月5日〜平成12年12月18日  

優秀作品  ※画像をクッリクすると拡大画像を御覧になれます。


3年 梅原健嗣