名古屋工業大学エネルギー教育研究会
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高校生のための「エネルギーと環境」コンペティション2004
〜エネルギーと環境に配慮した暮らしの提案〜

2004年度のコンペティションには、「提言・メッセージ」と「設計・デザイン」の両部門併せて100を超える応募を頂きました。 両部門とも力作揃いで、応募者の熱意が強く感じられました。
厳正な審査の結果選ばれた優秀作品をご紹介いたします。

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部門1 提言・メッセージ部門

○最優秀賞


 地球温暖化についてもっと知ろう/池田知世さん(愛知県立旭野高等学校1年)
  ―地球温暖化の説明とその原因、そしてそれを防ぐための省エネ行動を絵を交えて伝えています。


講評:
 地球の温暖化の原因となるCO2の排出について、自分達の生活の中にその原因となるものがあったことを指摘し、今の便利な生活をなくすことの大変さについて考え、その上で環境を守ることの大切さを示すあたたかいメッセージを贈っている。その上で私達が行えることからエネルギーの消費を減らしてゆこうと呼びかけている。例えば、テレビを切ることでCO2がどれだけ減るかを具体的な数字で表している点もこれを読む小学生にとってわかりやすいものと考えられる。絵本としてのバランスもパステルと色鉛筆による絵がわかりやすく、小学生にも親しみやすく、理解しやすいものになっていてすばらしい出来である。内容とデザインがバランスよく、作者のメッセージがわかりやすくこめられている点が大いに評価される作品である。
                                             名古屋工業大学教授 堀越哲美


部門2 設計・デザイン部門

○最優秀賞

 石と水の家/樅山紗葵さん・前田太志さん(豊田工業高等専門学校3年)

講評:
 この石と水の家は、太陽電池や風力発電等、現在考えられる様々なエネルギー技術を中心に据えた提案ではないのですが、目指すべき本当の未来はその先にあるのではないかということを考えさせてくれる案でした。あたかも、昔からそこに佇んでいるかのような、懐かしさと気持ちよさを持っています。平面は、個室ゾーンとリビングゾーンがビオトープを挟んでそれぞれの世界を作りながら伸びやかに連続し、周辺の緑豊かな環境と一体化するように計画されています。太陽の変化がもたらす豊かさを取り込む各部屋の配置、ビオトープによる気化熱利用や、蚊の発生を防ぐことなど、空間と一体化した、環境に対する工夫が、住む人のための素直なデザインとしてまとめ上げられている点が審査委員全員に高く評価されました。よってここに最優秀賞を贈ります。
                                        建築家/芝浦工業大学教授 堀越英嗣


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