構造力学II
建築における構造物のほとんどは、力の釣合だけでは解くことができない不静定構造物で、そのような構造物では、力の釣合と同時に、変形を考慮しなければならない。構造力学IIでは、まず、静定構造物に生じる応力が構造部材、さらに構造物全体にどのように働き、どのような変形を生じさせるかを理解した後、不静定構造物の解析法をマスターする。
第1回 応力度、歪度と断面の諸性質;ヤング率、断面積、ポアソン比
第2回 応力度、歪度と断面の諸性質;平面保持、曲率、断面2次モーメント、断面係数、せん断弾性係数、せん断応力ど分布係数
第3回 静定構造物の変形1;積分法
第4回 実験1:単純ばりの変形、ヤング率の求め。
第5回 静定構造物の変形2;仮想仕事の原理を基本とした変形の求め方
第6回 応力法;不静定構造物の概説、不静定力、連続条件に関する基本的な考え方
第7回 実験2:静定構造物から不静定構造物へ
第8回 応力法;応力法による不静定構造物の解法
第9回 応力法;例題を通しての不静定構造物の解法手順
第10回 撓み角法;撓み角法の基本的概念、基本式の立て方
第11回 実験3:両端固定ばりの変形
第12回 撓み角法;節点角と節点方程式、部材角と層方程式
第13回 撓み角法;例題を通しての解法手順
第14回 固定モーメント法;固定モーメント法の基本概念、分配モーメントと到達モーメント、固定モーメントの解法;例題を通しての解法
第15回 まとめ
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